竹ヶ花日記

高齢出産を経て松戸で子育てしながら働く母さんの日記です。

住民票写しの交付を申請したときのこと(前半)

今月、これまで約4年間住んだ団地から別の賃貸物件に引っ越すのですが、賃貸借契約手続きでは賃借人の身元確認のため住民票写しの取得を求められます。「賃貸物件に居住する者全員が記載されているもの」ということで、我が家の場合は夫と私が記載されている住民票の写しが必要なのですが、今回その手配の際にちょっとした問題がありました。

行政サービスセンターの窓口に行き、申請書を記入し、受付も無事終了。ほどなくして窓口に呼ばれました。窓口の人いわく、

「すみません、だんなさん、外国の方ですよね。他に記載必要な事項、ありませんか。」

そこで私は、今回の住民票は賃貸借契約時に必要なもので、住民票には世帯全員の記載があればそれで十分であると不動産屋に言われており、その他に必要な記載事項はないことを伝えました。

しかしその担当者は、「本当ですか?もし必要記載事項が漏れていて、再度申請となったらどうするんですか」というようなことをしきりに口にし、その度に私が「でもこの申請内容で問題ないと言われているので」と断るのですが、なぜか担当者が粘るので私も面倒臭くなり、「じゃあ他の似たようなケースではどのような事項を記載しているのですか」と担当者に聞きました。するとその担当者も「いやそれは場合によって違うので」みたいなことを口ごもるので、私はイラっとして「じゃ、在留資格を記載してください」と伝えました。賃貸人がもし外国人について必要とする情報があるのであれば、それで十分だと思いましたし、本来不要な情報を記載するのは不本意だったのですが、向こうも引き下がらないので、これが私の妥協案だったのです。本当は妥協なんてしなくてよかったのですが……

しかしそれでもまだ担当者が引き下がらないので(これはおかしなことで、あってはならないことなのですが)、とうとう本来ならば記載不要なはずの夫の「在留資格」と「国籍」を記載した住民票写しが交付されることとなりました。

どうにも腑に落ちなかったので、私は行政サービスセンターを出るとすぐに不動産屋さんに電話しました。万が一不動産業界の慣行か何かで、外国人については国籍と在留資格を住民票に記載してもらうのが暗黙の了解であった場合、そのことを確認したかったからです。しかし不動産屋さんは、「いえいえ、世帯全員の記載があればそれで十分で、国籍とか他の情報はいりません」と、以前と同じことを言うのです。

とりあえずは住民票を取得できたので、その日は帰宅しました。夫に行政サービスセンターでの顛末を説明しましたが、本人は特に問題視はしませんでした。私の説明が悪かったのかもしれません。ただ私は仕事柄、住民票など公的書類に申請者が要求していない事項を記載するのはおかしい、と感じたので、その翌週に市役所ウェブサイトから事の顛末と私が持った違和感を記したメールを送りました。

長くなるので続きはまた。