竹ヶ花日記

高齢出産を経て松戸で子育てしながら働く母さんの日記です。

2018年国際識字デーイベントに参加してきた

昨年に続き、国際識字デーイベントに参加。昨年の会場(上智大学)に比べると大分アクセスがしにくい場所(新宿区と中野区の境、高田馬場から歩いて15分)での開催にもかかわらず、会場は満員。

ざっくりとした感想を述べると、配布資料の内容や質と比較して、講演の内容と会の進行がイマイチだった。1時間半で2名の講演を行い、それにグループディスカッションを組み込む、というプログラムからは、やる気は感じられるのだが、かなり消化不良なものとなった気がする。ディスカッションの時間を取るために、講演者を急かすというのはちょっと違和感を抱いた。出席者とのやり取りを重視するのであれば、事前に「グループディスカッションがあります」と告知したり(こちらは全くそういう心づもりがなかったので、かなり面食らった)、また質問内容を予めメールで募るとか、よりよい方法はいろいろあると思う。

ただ、先述のとおり配布された資料では、普段はなかなか触れられない情報にも言及されており、また(恐らく雰囲気から察するに)ほぼぶっつけ本番であったにもかかわらず、逐次通訳をなさった方が柔軟に対応されていた姿も印象に残った。

識字、とか東南アジア向けの支援、というトピックに関しては、カンボジアの現地スタッフが呼ばれて講演する機会に遭遇することが、この識字デーイベント以外でも個人的に多いのだが、日本人とカンボジア人が英語という外国語を通して意思疎通を図ろうとするので、どうしても”lost in translation”的な状況が生じて、なんとも歯がゆい思いをするのは否めない。あと、自分の発言の時間が終わったにもかかわらず、話を止めないというのは、カンボジアのお国柄なのか、それとも私がそういうけじめのなさにいらいらしてしまうのがいけないのか、そういう余計なことも考えてしまったりして、なんか疲れた。